ここ最近、細々とオススメ飼育用品をご紹介していましたが、今回はそれらを用いた我が家のレイアウトをご紹介します。
ガーゴイルゲッコー用レイアウトを作るにあたって
ガーゴイルゲッコーの特徴
ガーゴイルゲッコー用にレイアウトを作るうえ、以下3点の「ガーゴイルゲッコーの特徴」を意識してレイアウトを考えました。
樹上性ヤモリでありながら、趾下薄板(しかはくばん)が小さいがためにのぼることが苦手なガーゴイルゲッコー。
ガラスやプラスチック面など、摩擦の少ないツルツルした壁面だと滑ってしまってのぼることができないこともあるので、飼育ゲージの限られたスペースのなかでも、できる限り動きたいところには動くことができるようなレイアウトを考えました。
もちろん、温度・湿度も適度に維持しながらガーゴイルゲッコーが快適に過ごすことができるように、ゲージ内でも温度・湿度の高低差が生じるようにすること、また、場所によっては身体を丸々隠すことのできるスペースを設けることも必要だと考え、可能な限りガーゴイルゲッコーの特徴にあわせたレイアウトを検討しました。
おすすめポイント
動きやすく休みやすいレイアウト
まず第一に、ガーゴイルゲッコーを限られたスペースで飼育するなか、できるかぎりそのスペース内では動きたいところに動くことができるよう、壁面も左右・背面をのぼりやすくし、コルク樫や加工できるレイアウト用品を用い、ごちゃごちゃしない程度にデッドスペースを少なくしました。
また、ガーゴイルゲッコーが休めるポイントとして「ゲージ上部で身体をまっすぐ伸ばせる場所」と「ガーゴイルゲッコーの身体がすべて隠れるくらいのコルク樫・シェルター」の設置をするようにし、ガーゴイルゲッコーが人の飼育下ながらも動きやすく休みやすいレイアウトになるよう意識しました。
清潔さを保ちやすいレイアウト
自然界ではもちろん、人の手が加えられることがなく生活しているガーゴイルゲッコーですが、限られたスペースで飼育するうえでは、清潔さを保ちやすいレイアウトも重要なポイントだと考えます。
とはいえ、ガーゴイルゲッコー自体、通常生活で汚れるポイントは糞尿とエサがこぼれることくらいなので、日々の霧吹き等のついでに気づいたときに取り除いておけば、さほど手がかかることはありません。
特に汚れの原因となりうるであろう糞尿は、気づいたときに取りやすい床材にしておけば汚れが目立つようなことはありませんので、「汚れた一部分だけを取り除くことができる床材」などを用いることがオススメです。
観察しやすいレイアウト
動きやすく休みやすいレイアウトとは相反するかもしれませんが、人が飼育するうえで、個体のストレスは最小限に抑えることを意識しながらも、「鑑賞しやすいレイアウト」も大事だと考えます。
日々の様子を観察することで、個体の変化にも気付きやすく、また「鑑賞しやすい=汚れにも気付きやすい」ことにもつながることから、清潔さの保ちやすさにも繋がると思います。
我が家のレイアウトだと、ガーゴイルゲッコーがコルク樫の裏やシェルターのなかにいるとき、どこにいるか気付かない、ということも時折あるのですが、見る角度を変えることで様子を確認することはできますので、ガーゴイルゲッコーのストレスを最小限にすることと、観察のしやすさのバランスを考えながらのレイアウトが良いかと考えます。
使用しているレイアウトグッズ
ゲージ
床材
保温器具
照明
温湿度計
レイアウト用品
「Gecko Life ー オススメレイアウト」のまとめ
レイアウトを紹介しているWEBサイトや、Youtube・Instagram・TwitterなどSNSをみていても、非常に参考になるものも多々ありますが、本サイトをご覧いただいている方のなかにも、そういったレイアウト情報を見ている・探している方もいるのではないかと思います。
ガーゴイルゲッコーを含めた爬虫類において、飼育方法・レイアウトに関わる情報も一定得られる環境にはあるものの、まだまだ「ガーゴイルゲッコー」として知りたいと思ったときに、その情報の少なさを実感することも少なくないため、ひとつの参考情報「”Gecko Life”のオススメレイアウト」と捉えていただけましたら幸いです。
コメント