「ガーゴイルゲッコーってどれくらい生きるのか?」
初めてガーゴイルゲッコーをお迎えする時、誰もが抱く疑問ではないでしょうか。小さな体に大きな瞳、愛らしい姿に一目惚れして飼い始めたものの、その寿命については意外と情報が少ないと感じている方もいるかもしれません。我が家では2014年からガーゴイルゲッコーの飼育を始め、気づけば10年以上の月日が流れました。10年間以上が経った今も、我が家のガーゴイルゲッコーたちは今も元気に暮らしています。
複数のガーゴイルゲッコーをお迎えして過ごしてきたリアルな飼育経験に基づいて、共に過ごしてきて感じたガーゴイルゲッコーの魅力を深く掘り下げていきます。

2014年より飼育し始めて早10年超え
最初のガーゴイルゲッコー「くてづ」
2014年の夏、我が家で初めてお迎えしたガーゴイルゲッコー「くてづ」。当時、横浜の爬虫類ショップで出会った時の感動は今でも鮮明に覚えています。まだ生後2か月ほどだった身体は綺麗なホワイトストライプといった感じで、じっと動かずたたずむ様子。ほかにも複数のガーゴイルゲッコーがいましたが、この個体に心を奪われお迎えし、飼育し始めるに至りました。
もちろん最初は手探りの飼育でしたが、日々成長していくくてづの姿を見るのが何よりも楽しみでした。
翌2015年にお迎えした「なでなてま」
そして翌2015年。くてづに続き、くてづのお嫁さん候補としてお迎えした「なでなてま」が我が家の一員となりました。個体ごとに性格が異なり、なでなてまはくてづよりも少し臆病でしたが、餌を食べるようになるまで時間はかかりませんでした。
ガーゴイルゲッコーのなかでも美人顔のなでなてま。複数のガーゴイルゲッコーを飼育することで、多様な行動パターンや個性をより深く観察し、知ることができました。
さらに翌2016年にお迎えした「けけか」
2016年にはさらに「けけか」を迎え入れ、我が家のガーゴイルゲッコーたちは3匹体制に。
くてづ・なでなてまより1~2歳上のけけかはイベントで迎えた個体でしたが、イベントで触らせてもらったときからとても大人しく、「温厚」という言葉の似合うガーゴイルゲッコーでした。
我が家のガーゴイルゲッコーのなかで最も温厚かつストレスにも強そうなけけかでしたが、先日の引越しでまさかの尻尾自切という経験をさせてしまうなど、10年を超えてもまだまだ理解に及ばないところがあることを痛感しています。
10年の飼育を経て
やっぱりガーゴイルゲッコーは飼いやすい
10年以上飼育してきて強く感じるのは、やはりガーゴイルゲッコーは非常に飼いやすい爬虫類だということです。
もちろん、温度・湿度には注意していますが、餌の頻度もそれほど高くなく(成体であれば週に2~3回程度)、特別な設備もそこまで必要ありません。給餌や日々の霧吹き、適宜のゲージ清掃といった基本的な世話をきちんと行えば、健康に長く飼育できることを実感しています。
成体になってからはあまり変化なし
幼体の頃はどんどん成長していましたが、成体になってからは体重・体長に大きな変化はありません。性格もあまり変わらない、といった印象です。毎日劇的な変化があるわけではありませんが、それがまたガーゴイルゲッコーの魅力でもあります。変わらない姿でそこにいてくれる安心感は、長年連れ添ったパートナーのような感覚に近いです。
懐くことはないけど慣れている
犬や猫のように「懐く」という表現は適切ではないかもしれませんが、長年飼育していると、「慣れている」ことを強く感じます。例えばなでなてまの場合、餌を与える順番がいつも最後なのですが、他のガーゴイルゲッコーに餌をあげているとゲージ前面に寄って来るとか。
このくらいの距離感がなんともちょうど良いですよね。
改めて・・・ガーゴイルゲッコーの寿命
野生下では10年ほど、飼育下では15~20年
ガーゴイルゲッコーの寿命について、改めて情報収集していると、飼育下での寿命は15年から20年という情報が多く見られました。我が家のガーゴイルゲッコーも10歳を超え、まさにその中間地点にいますが、まだまだ元気いっぱいです。適切な飼育環境と栄養管理、そして何よりも愛情を注ぐことで、我が家のガーゴイルゲッコーもまだまだ元気に生きてくれるだろうと思っています。
長寿個体では20歳超えもいる模様
さらに驚くべきことに、海外のブリーダーや愛好家の間では、20歳を超える長寿個体の報告も散見されました。
これは、ガーゴイルゲッコーが非常に生命力の強い生き物であることを示しています。我が家でも、これから先どれだけ長く生きてくれるのか、そしてその間、いかに快適に過ごしてもらえるかを常に考え、最善を尽くしていきます。
まとめ|これからも元気に過ごしてもらえるように
ガーゴイルゲッコーは、見た目の愛らしさだけでなく、その飼いやすさと長寿も大きな魅力です。
10年以上にわたる飼育経験を通して学んだことは、ガーゴイルゲッコーが私たち人間と同じように、愛情と適切なケアが必要不可欠であること。これは、ガーゴイルゲッコーに限らずの話でもありますが、生き物を飼う以上、その責任は飼い主にかかっており、途中で投げ出すことはできません。20歳を超えることもあるというガーゴイルゲッコーを飼うには相応の覚悟が必要ですが、もちろんそれらを上回る魅力があります。
我が家ではこれからもガーゴイルゲッコーたちが元気に、そして快適に過ごせるよう、日々努力を重ねていきます。
本サイト「GeckoLife」が、これからガーゴイルゲッコーをお迎えしようと考えている方や、すでに飼育している方の参考になり、素敵なゲッコーライフを送るお手伝いができれば幸いです。
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