ガーゴイルゲッコーをお迎えする前に、準備しておいたほうが良い物をご紹介します。
飼育するにあたって温度・湿度管理が必要なガーゴイルゲッコーは、適切な環境を維持しやすくなるための飼育用品が色々あります。
本来の生息地であるニューカレドニアの環境をそのままに、とまではいかないまでも、少しでもガーゴイルゲッコーにとってストレスのない環境を作り出せるよう、必要なもの・あったほうがよいものなど下調べのうえ、飼育環境を整えるようにしましょう。
飼育用品の準備①「ゲージ」
ガーゴイルゲッコーは樹上性ヤモリのため、高さのある縦長ゲージがオススメです。
熱帯魚用の水槽などでも使えないことはありませんが、上部に蓋がないと壁を登って逃げてしまうため、蓋は必ずあるものにしましょう。
重いけど見た目もよく傷も付きにくいガラス製のゲージや、細かな傷は付きやすいけど軽いアクリル製のゲージがあり、幼体のときは昆虫用のプラケースなどでも代用できます。
また、爬虫類用ゲージでは観音開きのゲージやスライド式のゲージがあります。
ゲージの素材や形は絶対にこれでなければいけない!というものでもありませんので、見た目や掃除のしやすさなどで選んで良いかと思います。
なお、爬虫類ショップなどでは小さめのゲージにいることも多く、それでも飼育できないことはないようですが、我が家の ”くてづ” はよく動くので大き目サイズ(幅46.5×奥行46.5×高さ62.5cm)、”なでなてま” と ”けけか” はあまり動かないのでノーマルサイズ(幅31.5×奥行31.5×高さ48cm)のゲージを利用しています。
飼育用品の準備②「床材」
ガーゴイルゲッコーの床材に用いられるものは様々あります。
キッチンペーパー、ペットシート、水苔、パークチップ、ヤシガラマット等々。
床材を選ぶポイントは【見た目/機能性/メンテナンス性/コスト】です。
ガーゴイルゲッコーの心地よい湿度は60%ほどのため、この湿度を保ちやすく、かつ冬には保温もしやすいなど、機能性に優れた床材もあります。
また、当然ながらガーゴイルゲッコーは糞をするので「掃除のしやすさ」も、結果的にはガーゴイルゲッコーの快適な生活には欠かせません。
一点、注意点として、ガーゴイルゲッコーは樹上性ながら床に降りてくることも珍しくないため、口にできる床材だと誤飲してしまう恐れがあります。
床材にもよりますが、1日~数か月ほどでの定期的な交換が必要ですので、それらをふまえて選択するのが良いかと思います。
飼育用品の準備③「照明」
照明は日光浴をするガーゴイルゲッコーにとって、太陽の代わりにもなる飼育用品です。
部屋のなかの日光が当たらない場所であっても、照明の有る無しで昼夜を判別することができ、なにより照明が点灯していると鑑賞もしやすいです。
なお、爬虫類における照明の役割としては、紫外線の必要有無で利用判断されますが、夜行性のガーゴイルゲッコーは正直いる・いらないが明確ではありません。
我が家でも照明は設置しているものの、毎日は使っていませんが、それでも現状、これが明確な原因となっての病気にはなっていないため、絶対に必要というほどでもないのではないかと思います。
とはいえ、照明を使うことによるメリットは確実にありますので、ライフスタイルや部屋の環境によって検討してみてはいかがでしょうか。
飼育用品の準備④「レイアウト用品」
ガーゴイルゲッコーは樹上性ヤモリのため、縦移動ができるレイアウトがオススメです。
流木やコルク、観葉植物などのほか、レイアウト用品も様々ありますので、楽しみながら設置してもらえればと思います。
なお、我が家のガーゴイルゲッコーを見ていると、示し合わせたかのように似たようなポイントでじーっとしている姿をよく見かけます。
ガーゴイルゲッコーの本能で、安全かつ快適な場所を探し当てた結果かもしれませんが、よく見る場所としては、ゲージの上部・日陰部・身体の幅と同じくらいの樹などです。