ガーゴイルゲッコーの飼育方法

ガーゴイルゲッコーを飼育するにあたって、知っておく必要のある情報をご紹介します。

ペット全般にいえることですが「飽きたからもういらない」なんてことにならないように、飼う前に十分な下調べをしてから飼い始めてもらい、飼い主にとってもガーゴイルゲッコーにとっても、ステキな ”Gecko Life” をお過ごしいただけたら幸いです。
 

飼育方法[温度・湿度]

爬虫類にとって温度や湿度は生命にかかわる重要なポイントです。
ガーゴイルゲッコーにとっても例外ではありませんので、くれぐれも注意のうえ、快適な温度・湿度を保つようにしてください。

特にガーゴイルゲッコーは寒さはまだしも、暑さには弱い、といわれています。
そのガーゴイルゲッコーにとって、日本の夏は適応できるレベルではありませんので、特に夏場はクーラーなどでの温度管理は必須です。

適切な温度は25~27℃程度、ゲージのなかでも温度の高い・低いがあれば、その時々に応じて調整できるので、レイアウトを工夫しながらより快適なゲージにしてもらえればと思います。

なお、照明を設置・利用することでガーゴイルゲッコーが日光浴できる反面、温度も高くなりがちなので、高温になりすぎることのないようご注意ください。

また、湿度は約60%程度が適当なため、特に乾燥する冬場においては床材を保湿性の高いものにしたり、霧吹きの回数を増やすなどの対策が必要です。
 

*ガーゴイルゲッコーの適切な温度は25~27℃程度、湿度は約60%程度。
*日本の気候において、特に夏冬は温度調整 ”必須”!!!
*湿度を保つためには、霧吹きの頻度や保湿性の高い床材利用で調整を。

 

 

飼育方法[エサ]

ガーゴイルゲッコーをはじめ、一般的に爬虫類のエサと聞くと昆虫をイメージする方は少なくないと思います。それも決して間違いではなく、爬虫類ショップではエサ用の昆虫であるコオロギなどが複数種販売されているところも多々あります。

特にガーゴイルゲッコーのエサとして用いられる虫は、ヨーロッパイエコオロギ(イエコ)です。

一方で特に近年、人口エサの種類も増加しており、ガーゴイルゲッコーが食べられるものも何種かありますので、人口エサだけを与えて飼育することもできます。
我が家も基本的には人口エサで飼育しています。

また、ガーゴイルゲッコーにも好みの味はあるようで、昆虫が好きな個体もいれば、人口エサが好きな個体もいたりと様々です。幼体から成体にかけて好みも変わるようなので、ベースは決めつつも、その時々でよく食べるものをあげてもらえればと思います。
 

*ガーゴイルゲッコーのエサは昆虫のほか、最近では人口エサの種類も豊富。
*ガーゴイルゲッコーにも好みあり!人工エサでも味の違いで好みが分かれることも。
*エサの量は消化を確認しながら食べられるだけ与える。満足すると食べなくなります。

 

 

飼育方法[水]

ガーゴイルゲッコーを飼育するにあたって、水(水分補給・保湿)は非常に重要です。

水の与え方としては、1日に1~2度ゲージ内を霧吹きする程度でよく、さらに欲をいえばウェットシェルター・水飲み皿があれば尚よいです。

また、日本の環境においては「夏の多湿・冬の乾燥」がありますが、年間を通じてガーゴイルゲッコーの環境下では湿度60%程度を保つようにする必要があります。

湿度が高いとゲージ内の環境でカビが生じやすくなり、一方で湿度が足りないとガーゴイルゲッコーが脱皮する際に脱皮不全をおこしてしまう恐れがあったりと、それぞれ健康を害してしまう恐れがあります。

とはいえ、電化製品や爬虫類の飼育用品の数々を組み合わせて環境を構築することで、決して湿度の管理は難しくもありません。特に床材は保湿性の高い物を利用すると調湿に大きな効果を発揮してくれます。
 

*水の与え方は1日に1~2度の霧吹きでOK!ウェットシェルターなどもオススメ!
*ガーゴイルゲッコーの環境下では湿度60%程度を保つように!
*適切な湿度でないと、ガーゴイルゲッコーの健康に害を及ぼしてしまう恐れあり!

 

 

飼育方法[注意事項]

ガーゴイルゲッコーを飼育したい、と考えている方にとっては、その魅力に魅入られた方ばかりかと思いますが、一方で馴染みが少ない=知らない=怖い、と感じる方もいる、ということは念頭においておきましょう。

ガーゴイルゲッコーは個体によって性格の差はあれど、大方はハンドリングも容易であり、懐くことはないけど環境には慣れるように感じています。

ハンドリングをしているとき、エサを与えているときなど、まさにガーゴイルゲッコーを飼育している醍醐味を感じる瞬間でもあると思いますが、無理強いする・尻尾を掴む・怖がって落とす、といったことが絶対にないよう注意する必要があります。

また、ペットを飼育するうえでは必要なことのひとつですが、いざというときのために、ガーゴイルゲッコーを診てもらえる病院も把握しておくようにしてください。
 

*ガーゴイルゲッコーが好きな人もいればそうでない人もいることは念頭に。
*懐くことはないけど環境には慣れる。ハンドリングもできるけど基本は鑑賞メイン。
*ガーゴイルゲッコーを診てもらえる病院は必ず調べて把握しておくように。

  


 

タイトルとURLをコピーしました