【ガーゴイルゲッコー】雄雌の特徴と見分け方

爬虫類・ヤモリの一種であるガーゴイルゲッコーも、当然ながら生き物ですので、雄(オス)と雌(メス)がいます。幼体時に見分けることはできませんが、亜成体時まで成長すると、雄か雌の特徴も出てきて、性別が判別できるようになります。

雄雌の特徴を知ることで、その後の生活においても一部気にしなければならない点なども変わってくることもありますので、ガーゴイルゲッコーを飼育する場合は、性別も気にするようにしましょう。

ガーゴイルゲッコーの雄・雌の見分け方

ガーゴイルゲッコ―・雄(オス)の特徴

雄(オス)の見た目

外見上の雄の特徴としては、主に2点あります。

① 総排出腔(そうはいしゅつこう)の尻尾側(尻尾の付け根)に膨らみがある
② 頭部のゴツゴツが目立つ

総排出腔と呼ばれる、消化管の末端・排尿口・生殖口を兼ねる開口部の尻尾側に膨らみが見られる場合は雄です。また、ガーゴイルゲッコーの特徴として、頭部のゴツゴツがありますが、特に雄はその特徴が顕著に出る傾向があるようです。
 

ガーゴイルゲッコ―・雌(メス)の特徴

雌(メス)の見た目

外見上の雌の特徴としては、主に2点あります。

① 総排出腔(そうはいしゅつこう)の尻尾側(尻尾の付け根)に膨らみがない
② 頭部が丸みを帯びている

雄で膨らみの判断をした総排出腔の尻尾側は、雌の場合は膨らみがありません。また、ガーゴイルゲッコーの特徴である頭部のゴツゴツも雄ほどではなく、雌は頭部(顔)自体が丸みを帯びている場合が多いようです。
 

雌(メス)の注意事項

雌は亜成体・後半~成体になると単独飼育をしていたとしても産卵します。

当然ながら、ペアリングをしていない単独飼育をしている場合は孵化することのない無精卵ですが、春先~秋頃にかけて4~6回程度、1度に2個ずつの卵を産みます。(1個の場合もあります。)

1度の産卵で【2グラム程度の卵×2個】を産むとなると、体重の5~10%ほどの卵を産み落とすことにもなるため体力的にも消耗してしまうことかと思いますが、こればかりは健康体である証でもあるため、産卵のあとは栄養価の高いエサを与えるなどして体力回復を図るようにしましょう。
 

雄雌の見分け方

【見分け方①】尻尾の付け根の膨らみで見分ける

【見分け方①】尻尾の付け根の膨らみで見分ける

左が雄(くてづ)、右が雌(なでなてま)ですが、比較してみると膨らみの違いが分かるかと思います。雌雄判別する際の最たる見分け方としてのポイントでもありますので、雌雄が分からない場合で性別が気になる際は、注意して見てみることで雌雄が分かるかもしれません。
 

【見分け方②】頭部(顔)の形状で見分ける

【見分け方②】頭部(顔)の形状で見分ける

なかなか見分けづらいポイントではありますが、左が雄(くてづ)・右が雌(けけか)で、雌雄で頭部の形状が異なります。
形状が異なる、というよりは、ガーゴイルゲッコーの特徴である頭部のゴツゴツが目立つか・目立たないか、といったほうが適切かもしれませんが、比べてみるとその差は分かりやすいのではないでしょうか。
 

【見分け方②】頭部(顔)の形状で見分ける

ちなみに上から見るとこんな感じで、雌のほうが気持ち顔の長さが短く、丸みを帯びているようにも見えます。

 

雄雌を見分けるタイミング

上記の雌雄の見分け方は、いずれの場合もいくらか成長した段階でなければ現れない特徴でもあるため、雌雄判別のできるタイミングとしては、亜成体時のおおよそ生後12か月くらいで判別することができます

早ければもっと早いタイミングの生後6~11か月くらいでも判断できる場合もあるようですが、基本的に単独飼育が推奨されるガーゴイルゲッコーにおいては、さほど雌雄判別を急ぐ必要もありませんので、性別が分からずとも気長に待つようにしましょう。
 

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