【ガーゴイルゲッコー】産卵の時期・回数・注意事項

ヤモリを含む爬虫類は、殻のある卵を産む「卵生」です。ヤモリの一種であるガーゴイルゲッコーも、雌(メス)は成体になると「産卵」します。

ガーゴイルゲッコーは単独飼育が強く推奨されていますが、成体の雌だと単独飼育をしていたとしても産卵をするため、どのくらいの頻度でどのように産卵をするのかを把握しておくことは大事です。

【ガーゴイルゲッコー】産卵の時期・回数・注意事項

産卵の種類

孵化することのない「無精卵」

雌のガーゴイルゲッコーは単独飼育している場合でも産卵し、その卵は「無精卵」になります
孵化することはありませんが、産卵できる状態まで成長した証でもあり、健康体である証でもあります。
 

孵化する「有精卵」

雄のガーゴイルゲッコーと一時的に同居させ、ペアリングすることで「有精卵」が産まれる場合があります。有精卵は適切な環境下で管理すると2か月~3か月ほどで孵化し、ベビーが誕生します。
 

産卵の時期・回数・産卵数

産卵の時期

ガーゴイルゲッコーは春先の2・3月頃から、秋頃の9・10月頃にかけて産卵をします。
産卵の頻度は1か月~1か月半くらいに1度です。
 

産卵の回数

春先から秋頃にかけて、1か月~1か月半くらいに1度の産卵をするため、年間だと4~6回程度の産卵をします。
 

産卵数

産卵すると1度に2個の卵を産みます。おおよそ同じ場所に産むことが多いようです。1個しか産まない場合もあります。
 

産卵の注意事項

①「産卵床」が必要

産卵する場合、ガーゴイルゲッコーは地面を掘る仕草をみせ、卵を産み落とす穴を掘ります。床材に産み落とす場合もありますが、「産卵床」を設置するとそこで産み落とすこともあります。
産卵後に卵を探し出す場合など、「産卵床」を設置していると回収もしやすいため、成体の雌を飼育している場合は、適宜「産卵床」を設置するようにしましょう。
 

②繁殖させる場合は「ペアリング」が必要

単独飼育が強く推奨されるガーゴイルゲッコーですが、繁殖させる場合は雄と雌を一時的に同居させる「ペアリング」をする必要があります。
相性の問題もあるため、「ペアリング」をしたら必ず有精卵が産まれる、というわけではありません。また、1度の「ペアリング」で複数回の産卵において有精卵が産まれることもありますので、繁殖をする場合はベビーが産まれたあとのことも考慮したうえで「ペアリング」するようにしましょう。
 

③産卵に関わる病気「卵詰まり」もある

成体の雌が産卵をしない場合など、「卵詰まり」の恐れもあります。
1年を通じて産卵をするわけでもないガーゴイルゲッコーにおいて、「卵詰まり」しているかどうかの判断は非常に難しいため、気になった場合は病院で診てもらうようにしましょう。
 

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