ガーゴイルゲッコーを飼育するにあたって非常に重要な要素である「水」。
生き物として必要不可欠である水分補給としての「水」はもちろんのこと、ガーゴイルゲッコーにとっては、湿度を保つための「水」も欠かすことができません。
水はガーゴイルゲッコーの命・健康に大きく関わる要素にもなりますので、ひとつの方法だけ、というわけではなく、複数の方法を併用することも視野に入れてお世話をするようにしましょう。
水(水分補給)の与え方
①霧吹きをする
ガーゴイルゲッコーをはじめ、爬虫類を飼育されている方では日々のルーチンワークのひとつにもなる霧吹きは、水分補給の方法としても活用できます。
飲み方としてはペロペロと舐めて水分補給をすることから、ゲージ内のレイアウトを工夫し、水滴が溜まりやすい環境(デコボコしたコルクや植物・造花など)があれば尚よいと思います。
なお、自然界でも当然ながら雨に降られることもあるので、個体に直接霧吹きすることで水分を与えることもできますが、特に脱皮時においては脱皮しづらくなってしまう恐れがあり、直接霧吹きをしないことが推奨されているため、霧吹きをする際には個体の様子も確認しながら行うようにしましょう。
②水飲み場を設置する
犬や猫といったペットと同様、水を与える方法のひとつとして水飲み場を設置することはガーゴイルゲッコーにとっても有用な方法のひとつです。
爬虫類用の水飲み場(水入れ・ウォーターディッシュ)も多数販売されているので、好きな色や形状を選んでよいですが、ガーゴイルゲッコーが乗ってしまったとしてもこぼれてしまうことのないような水飲み場が望ましいです。
③ウェットシェルターを設置する
役割としては②と同様ですが、他の機能と併用して、ということであればウェットシェルターを設置することも水分補給に役立ちます。
我が家でも①霧吹きと併用してウェットシェルターを設置していますが、時折ガーゴイルゲッコーが水をペロペロと舐めている様子も見受けられるため、好きなときに水分補給ができる手段です。
保湿の方法
①霧吹きをする
結果的に「水分補給をする=保湿する」ことにも繋がりますが、霧吹きをすることは湿度を保つことにもつながります。
ガーゴイルゲッコーが成体になるとエサやりは数日おきでも問題ありませんが、霧吹きは水分補給や湿度維持の役割から、毎日行う必要がありますので、日々の様子チェックとあわせて霧吹きするようにしましょう。
②保湿性の高い床材を利用する
限られたスペースであるゲージ内を保湿する場合、大きな影響がある要素として「床材」があります。
保湿性の高い床材を利用することでガーゴイルゲッコー本来の生息地に近しいであろう環境を作り出すことができ、保湿効果をもたらすことができます。
床材によっては湿っているか乾いているかが目に見えて分かるものもあるため、乾いていることを確認した場合は床材にも霧吹きをすることで保湿につながります。
③ウェットシェルターを設置する
これも水分補給と役割を兼ねることになりますが、ウェットシェルターを設置することは保湿を目的とした場合にも非常に効果的です。
特に望ましいこととしては、ウェットシェルター内の湿度を高く維持できることから、ゲージ内で湿度の高い場所・低い場所を設けやすくなり、ガーゴイルゲッコー自身が過ごしやすい環境を選ぶことができることです。
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