脱皮についての詳細はガーゴイルゲッコーの脱皮・注意事項のとおりですが、そのなかでも少し触れている「脱皮不全」。
一定の周期で脱皮をするガーゴイルゲッコーにとって、タイミングやコンディションによってか、脱皮がうまくできずに「脱皮不全」を引き起こしてしまう場合があります。
できる限り「脱皮不全」になってしまうことのないよう、脱皮のしやすい環境維持を心掛けるとともに、その対処方法なども知っておくようにしましょう。
「脱皮不全」とは
脱皮不全とは?
脱皮をした際、脱ぎ捨てる外皮が身体の一部に残ってしまう状態を「脱皮不全」といいます。
爬虫類全般、同義で用いられる傷病名で、指先などに脱皮の痕が残ってしまうことで、最悪壊死してしまう恐れもあります。
特にガーゴイルゲッコーでは指先の脱皮不全が生じてしまうと、壁面をうまく登ることができない、といったストレスも生じてしまうため注意が必要です。
「脱皮不全」を未然に防ぐために
「湿度」が重要!
ガーゴイルゲッコーを飼育するにあたっての大事なポイントのひとつである「湿度」を適切に維持・管理することで、脱皮のしやすい環境ができ、ひいては「脱皮不全」を防ぐことにもつながります。
湿度の目安としては60%くらいですが、特に日本では冬が乾燥した環境になりやすいため、くれぐれも乾燥しすぎてしまうことのないように霧吹きの頻度をあげるなどして湿度を高めることが大事です。
「脱皮不全」の対処方法
【対処方法①】人の手で残ってしまった脱皮痕を取り除く
大きさにもよりますが、脱皮痕を指やピンセットでつまんで引っ張ることで、残ってしまった脱皮痕を取りはがすことができる場合もあります。最も負荷なく、容易に試すことのできる対処方法ですので、万が一「脱皮不全」が生じてしまった場合は試してみてもよいかと思います。
ただ、無理のしすぎは禁物で、ガーゴイルゲッコーが嫌がる素振りをみせたり、何度か試みても取り除くことができない場合などはやりすぎてしまうことのないように注意しましょう。
【対処方法②】病院で診てもらう(取り除いてもらう)
自身での処置が難しい場合は、専門家での対処をする必要があります。
やることは基本的に変わらないかと思いますが、ピンセットなどで取り除こうとした場合、誤って身体を傷つけてしまう恐れもあるため、処置に慣れている病院で診てもらう・取り除いてもらうことも対処方法のひとつです。
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