ゲージの引越しとなると準備次第で成体への負担は大分軽減することはできますが、飼い主の方自身が引越しをすることになった場合、それに伴って飼育しているガーゴイルゲッコーも引越しをする必要があります。
このコロナ禍のなか、我が家も仕事の都合で今月入った頃に引越しをし、先月末頃から今月にかけてバタバタしていましたが、ようやくひと段落したこともありますので、引越しに際しての注意事項や対応方法などをご紹介します。
引越し時の注意事項
①引越し先での爬虫類飼育可否の確認する
今、まさにニュースで取り上げられていますが・・・私自身、ガーゴイルゲッコーを飼育し始めて感じたこととして、特に賃貸では飼育可否の判断が曖昧(?)という印象を強く受けています。
爬虫類は「鳴かない」「臭わない」「手間がかからない」といった表現をされることも多く、一人暮らしや集合住宅でも飼育がしやすい動物とされています。それ自体は間違いないと思いますが、だからといってどこでも飼育して良い、というわけではありません。
必ず引越し先においても飼育するうえで問題ないかどうか確認し、後々トラブルになることのないよう注意しましょう。
②引越し全般にかかる時間を把握する
爬虫類を含めたペットを飼育している・していないに関わらず、引越しをするにあたっては多数のタスクが生じます。そのなかで、特にガーゴイルゲッコーの引越し・移動に関わる点として、「ガーゴイルゲッコーをどの程度の時間、通常環境下ではない状況におく必要があるか」を把握する必要があります。
引越し屋さんによっては荷出しから荷入れまで数日間あいてしまう場合もあり、そうなるとガーゴイルゲッコーも複数日にわたって、いつもの環境とは異なる状況下での生活を余儀なくされます。
極力その「通常環境下ではない状況」を短くすることができるように、引越し屋さんとの調整等も含めて確認、把握するようにしましょう。
③引越し先で診てもらえる動物病院を調べる
飼育時の諸注意にも含まれる事項のひとつですが、居住地が変わる場合、この「診てもらえる動物病院を調べる」ことも非常に大事な注意事項です。
何事もないのが一番ですが、いざという時に何とか手がうてるような環境を設けることも飼育する方の責任のひとつだと考えます。
なかなか診察対象に「ガーゴイルゲッコー」をみることはありませんが、爬虫類専門の動物病院などでは診てもらえる可能性も高いと思いますので、必ず事前に調べておくようにしましょう。
引越し時の対応方法
①荷出しの直前まで環境を変えない(可能な限り)
我が家では荷出しする日の1日前に移動用のプラケースに移しました。
当然ながら広さは通常飼育下に比べると狭いため、望ましい環境ではないかと思いますが、可能な限りの調整をしたうえ、移動の準備をするようにしましょう。
また、移動の際はゲージ内はカラにしておく必要もあることから、飼育個体数が多ければ多いほど準備に時間もかかってしまうと思いますので、それらもふまえ環境変化の時間・日数を短くすることができるようにしましょう。
②保温・保湿に注意して移動する
ガーゴイルゲッコーは温度・湿度に注意が必要な種類のヤモリです。
時期によってはそこまで過敏になる必要はないかもしれませんが、それでも湿度を保ちやすい環境にして移動させたりなど、できる準備は施したうえで移動するようにしましょう。
我が家ではプラケースに保水シートを敷き、適宜霧吹きをすることで保温・保湿をしていました。
今回、私の引越し時期である4月末~5月頭にかけては、比較的温度もガーゴイルゲッコーの過ごしやすい気温に近かったこともあり、どちらかというと保湿に注意して移動していました。
「引越し方法」のまとめ
頻度がそこまであるようなことではありませんが、いざ引越しする、となった場合、必ず留意しなければならないことはたくさんあります。
成体移動時の環境はもちろんのこと、引越し先や移動手段なども直接的に関わることになるため、確認・調整は多岐にわたると思いますが、いずれも必要な事項となります。
いざ引越しとなった場合にはくれぐれも各種事項に注意をはらったうえ、極力成体に負担をかけることのないようにして引越しするようにしましょう。
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