爬虫類・ヤモリ・ガーゴイルゲッコーを飼育している人が周りにいない、興味はあるけどガーゴイルゲッコーがどんなヤモリかもっと知りたい、という方に向けて、より情報をお伝えできるWEBサイトを目指している ”GeckoLife” 。
今回はガーゴイルゲッコーの魅力(?)でもあると考える「噛む力が意外に強い」についてご紹介します。
ガーゴイルゲッコーの ”噛む力”
小さな身体ながら意外に強い ”噛む力”
ペットを飼育されている方だと経験のある方もいるかと思いますが、ヤモリであるガーゴイルゲッコーも ”噛む” ことがあります。
成体でも20センチそこそこの大きさであるガーゴイルゲッコーが ”噛む” シチュエーションの最たるものとしては「エサを食べるとき」かと思いますが、イエコなどの活餌を与える場合など、まさに ”噛む” ことによって食べる姿をみることができます。
小さな身体ながら、その噛む力は意外に強く、イエコなども噛み切ってしまうほどの咀嚼力があり、時と場合によっては人の手にも噛みつき、多少の血が出る、というくらいの ”噛む力” を持っています。
ガーゴイルゲッコーが ”噛む” シチュエーション
エサを食べるとき
ガーゴイルゲッコーの ”噛む” 姿をみることができるシチュエーションとして最も多いのがこの「エサを食べるとき」です。
近年普及している人口エサはペースト状のものが多く、それらを食べるときは ”噛む” というより ”舐める” といった様子でエサを食べますが、イエコなどの活餌を与える場合などは ”噛む” ことによって食べることが多いです。
咀嚼する姿はまさに小さな恐竜ともいえるような姿でもあり、爬虫類・ガーゴイルゲッコーを飼育されている方が魅力に感じているポイントのひとつではないでしょうか。
威嚇するとき(怖がっているとき)
一方で、ガーゴイルゲッコーは威嚇するとき・怖がっているときなど、嫌な感情を表すときにも “噛む” 場合があると考えます。
我が家で飼育しているガーゴイルゲッコーも個体によって差はありますが、ゲージのメンテナンスやエサやりの場合などに触れようとすると、雄のくてづはよく “噛む” ことがありますが、雌のなでなてま・けけかはほとんどありません。(なでなてまに至っては過去1度も無し)
雄雌の性格の違いもあるかもしれませんが、雌でも噛まない、というわけではないため、極力ガーゴイルゲッコーが嫌がる・怖がるシチュエーションはなくすことが大事です。
絶対に大丈夫・・・とは言い切れませんが、生体の上(背中側)から持つように掴んだりするのは怖がるシチュエーションのひとつではないかと感じており、どちらかというと、ガーゴイルゲッコーの進む先に手のひらを差し伸べてハンドリングすると、比較的噛まれるようなことも少ないかと思います。
ただ上記のやり方でやったとしても、くてづは噛んでくることもあり、一方、背中側から持つように掴んだりしてもおっとりした性格のけけかは噛むようなことはなく、されるがまま、といった様子も見受けられるため、個体差によるものは大きいかと思います。
交尾するとき
また、”噛む” シチュエーションのひとつとして、交尾をする際に雄が雌の首の後ろに噛みつく、といったことがあります。
当然ながら、意外に強い ”噛む力” を持つガーゴイルゲッコーに噛まれると、噛まれた側の雌ガーゴイルゲッコーも場合によっては怪我をしてしまうことにもなりかねず、見ていて冷や冷やするシチュエーションです。
通常は単独飼育は強く推奨されるガーゴイルゲッコーが他のガーゴイルゲッコーに噛みつく、といったシチュエーションは無いかと思いますが、繁殖を目的として一時的な同居をさせる場合など、結果的にそのシチュエーションを設けてしまうことにもなるため、繁殖を考えるときには、飼育個体の怪我などに繋がってしまう恐れがあることも念頭におく必要があります。
「噛む力が意外に強い」のまとめ
一般的に ”噛む” と聞くと、犬や猫、爬虫類ではヘビなどがパッと思いつくかもしれませんが、いずれも危険な印象が強いように感じており、たしかに噛まれた場合、何に噛まれたのか、またその傷の深さなどにより、医師の診療が必要となる場合があります。
一方で、”噛む” ことを魅力として捉えてみると、人と比べてみても小さな身体ながらに生きるために ”噛む” 、威嚇として ”噛む” など、まさに生き物としての魅力に触れることができるのではないかと思います。
ペットを飼育されている方にとって、威嚇されるようなシチュエーションを望む方はいないかと思いますが、結果的にそういったシチュエーションを作ってしまうことがないように注意しながら、飼育されている方・飼育個体のガーゴイルゲッコーの双方にとって、望ましい環境での飼育ができるよう、ひとつの参考情報にしていただければと思います。
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