ガーゴイルゲッコーは強い紫外線を必要とする爬虫類ではありませんが、バスキングをするヤモリであることが知られており、昼夜が分かる、という点においても照明の設置は必要だと考えられます。
我が家でも複数種の照明を利用していますが、今回は当初から利用している照明である「エキゾテラ コンパクトトップ30」をご紹介します。
おすすめポイント
爬虫類用ゲージ「グラステラリウム」にピッタリ
この「エキゾテラ コンパクトトップ30」は、先日ご紹介しましたガーゴイルゲッコーを飼育するうえでも最適なゲージのひとつ、「エキゾテラ グラステラリウム 3045」にサイズがピッタリな照明です。
メーカーはどちらも同じエキゾテラシリーズを展開するGEX社製。爬虫類を飼育されている方にとっては馴染みの深いメーカーさんではないでしょうか。
形状の異なる照明が他種販売されていますが「グラステラリウム+コンパックトトップ」はさすが同じメーカーということもあり、非常に使いやすく、まず初めに用意する設備としては申し分ないと思います。
注意するポイント
照射中はゲージ内の温度が高くなる
この「エキゾテラ コンパクトトップ30」を利用していると、どうしてもゲージ内の温度が高くなってしまいます。自然下においても日なたと日陰では暖かさが違うので当然といえば当然ですが、限られたスペース全体が高温になってしまうと飼育している個体にも影響が大きいため、何らかの方法で対処する必要があります。
地域差もあるかと思いますが、春~秋頃の気温のなか照射をすると、すぐに30℃近くになってしまい、場合によっては30℃を超えてしまう場合もあります。ガーゴイルゲッコーにおいて30℃という温度は本来の野生化では生じない温度であるため、くれぐれも暑くなりすぎることがないように注意しましょう。
照射中は本体の温度も高くなる
照射しているとゲージ内の温度が高くなることとあわせ、この「エキゾテラ コンパクトトップ30」本体も熱を帯びてきます。
照明のうえに何か物を置いたりすると、場合によっては事故・トラブルのもとにもなりかねないため、十分な注意が必要です。
ランプは指定のものを利用すること
爬虫類用の照明器具である「エキゾテラ コンパクトトップ30」は、飼育する種類によって必要な紫外線量が異なることもあり、ランプは付属しておらず、別途用意する必要があります。
取付可能なランプとして、ナチュラルライト・レプタイルUVBシリーズの26W以下のものである必要がありますので、他のランプを設置してしまうことがないように注意しましょう。
なお、バスキングするとはいえ夜行性ヤモリであるガーゴイルゲッコーの飼育においては、上記のうちレプタイルUVBシリーズのランプは紫外線量が強すぎてしまうため、取り付けるランプとしては爬虫類・両生類全般に利用できる「ナチュラルライト13W」がオススメです。
「エキゾテラ コンパクトトップ30」のまとめ
照明をつけることで、バスキングすることができたり昼夜判別できたりと、飼育下でもガーゴイルゲッコーにとって適切な環境を作り出すことができます。
一方で、使用中にはゲージ内や本体の温度も高くなりすぎてしまうという注意点もありますので、使用する時間を調整したり、何らかの方法で温度が高くなりすぎない対策を施し、ガーゴイルゲッコーにとって生活しやすい環境を構築するようにしましょう。
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