ガーゴイルゲッコーの成長段階と寿命

日本では「亀は万年」といわれるほどに長生きする種もいる爬虫類。
さすがに1万年生きるわけではありませんが、爬虫類全般、身体の大きさの割に長寿な印象が強く、ガーゴイルゲッコーも例外ではありません。

最近ではペットショップなどでも見ることができるようになってきた爬虫類を含め、ペット全般、手軽に飼育を始められる環境はあるものの、どのくらいの寿命で成長段階に応じてどう飼育をしていく必要があるのか、飼育する方の責任のひとつとして、ぜひ飼育する前に十分な情報収集したうえで飼育を始めるようにしましょう。

ガーゴイルゲッコーの成長段階

【幼体】生後0か月~6か月程度

卵から孵化した段階から、次の成長段階である「亜成体」までの個体を「幼体」といいます。いわゆる「ベビー」の段階です。

この幼体時は他の生き物も同じですが、成体に比べて抵抗力なども弱く、ガーゴイルゲッコーにおけるもっとも注意が必要な時期と考えられます。

与えるエサなどは成体と同じでよいものの、好みがはっきりしていることが多いともいわれているため、幼体時から飼育をし始める場合は十分に注意が必要です。

ガーゴイルゲッコーは幼体時のタイミングで販売されていることが多いようにも感じますので、どういったエサを食べているのかなど、購入店において確認できること・気になることは必ず確認をするようにしましょう。

もろもろ注意が必要な幼体時ですが、その姿は非常にかわいらしく、成体時のゴツゴツした外見とは異なる幼体時ならではの魅力を感じられることと思います。
 

【亜成体】生後7か月~17か月程度

幼体時からおおよそ半年程度を過ぎると「亜成体」といわれる次の成長段階に移ります。
「亜成体」は繁殖能力・大きさ以外は成体と同じ段階とされています。

ガーゴイルゲッコーの場合、雌雄の判別ができるタイミングは個体差はあるものの、おおよそ生後12か月前後であり、メスの場合は成体に近づくにつれて産卵をする場合もあります。(我が家のなでなてまは約15か月目に最初の産卵をしました。)

半年程度たつと体長は成体とほぼ同等まで成長する個体もいますが、ガーゴイルゲッコーはモルフのバリエーションが豊富であり、亜成体時でも定まらない特徴などもあります。
とても同じ個体とは思えないほどのモルフの変化をすることもあり、わずか1年ほどの亜成体時だけでも成長するにつれて変化するモルフは、その時々の成長を楽しむことのできる大きな魅力でもあります。
 

【成体】生後18か月程度~

「成体」は十分に成長した、繁殖能力をもつ個体であり、ガーゴイルゲッコーにおいてはおおよそ生後18か月ほどで成体となります。

体長は亜成体時から大差ないものの、体重は徐々に変化する個体もいるため、エサのあげすぎには注意が必要とも考えられます。

繁殖能力をもつこともあり、雌雄のガーゴイルゲッコーを適切な形で同居(ペアリング)させることで、有精卵の卵を産むこともできる段階ですが、1回の産卵で2個の卵を産み、年間でみると10個以上の産卵にもなるため、繁殖を考える場合はその後のことも十分に考慮のうえ、ペアリングするようにしましょう
 

ガーゴイルゲッコーの寿命

ガーゴイルゲッコーの寿命は10年程度、といわれています

同じくらいのサイズ感であるハムスター(約3年)や熱帯魚(約2~5年)など、もちろん種にもよりますが、それらに比べると長生きする生き物です。

また、飼育するうえでのガーゴイルゲッコーはこれよりも更に長生きするとの情報もあり、20~25年ほど生きる、といわれることもあります。

いずれにしても、飼育される方の生活も変化するかもしれない10年以上の寿命をもつガーゴイルゲッコーを飼育する場合は、相応にライフパートナーとしての責任は必ずもったうえで飼育をするようにしましょう
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました